氷と塩で冷やすシミュレーター

氷に塩を入れて、温度計がどこまで下がるか見てみよう。

氷の入ったボウルと、冷やすものと、温度計 0分 早送り(1びょうで1分) 0℃ 氷 300g

氷に塩を入れてみよう

温度(計算)0℃さいてい 0℃
入れた塩0 g 
時間0分氷のこり 100%

塩を入れる

温度のグラフ

氷と塩(温度計)ジュース
点線の0℃より下に行くのが、塩のはたらきだよ。

氷300gなら、塩 約91g でいちばんよく冷えます

大さじ約5杯。計算ではいちばん低くて約−21℃。おうちでは、これより数℃高くなることが多いよ。

氷の量

冷やすもの

塩の種類

氷の量や冷やすものをかえると、はじめからになって、実験ノートも消えるよ。

実験ノート

5分ごとに、ここに結果がたまっていきます。自由研究の表に写せます。

氷と塩の割合は?何グラムでいちばん冷える?

このシミュレーターの計算では、氷の重さの約3割(氷3:塩1より少しだけ少なめ)の塩を入れると、氷がとけきるまで、いちばん低い約−21℃に近い温度が続きます。氷の量ごとの目安は次のとおりです(さらさらの塩の場合、大さじ1=約18g)。

氷の量塩の量大さじで
200g約61g約3と1/2杯
300g約91g約5杯
500g約152g約8と1/2杯
1kg約304g約17杯

塩が少ないと、何度まで下がる?

塩を入れてすぐは、少なめの塩でもかなり冷えます。でも、氷がとけて塩水がうすくなるにつれて、温度は上がっていきます。氷がほとんどとけきるころの温度の目安は、塩の割合で次のように変わります。

塩の量(氷300gに)氷にたいする割合とけきるころの温度
15g5%約−2.9℃
30g10%約−5.9℃
60g20%約−12.6℃
90g30%約−20.8℃

表の温度は、よくまぜた場合の計算の目安です。おうちの実験では、塩がまんべんなく氷にふれなかったり、まわりから熱が入ったりするので、数℃高くなることがよくあります。塩を多くしすぎても約−21℃より下にはならず、とけきれない塩が底に残ります。

どうして塩を入れると冷たくなるの?

氷がとけて水になるときには、まわりから熱をうばいます。ふつうの氷は0℃でとけるので、氷水は0℃のままです。ところが塩水は、0℃ではこおりません。塩をかけると、氷の表面がどんどんとけて塩水になり、そのときにまわりの熱をたくさんうばうので、0℃よりずっと低い温度まで下がるのです。

おうちの方向けに言うと、食塩が溶けると水の凝固点(こおる温度)が下がります。これを凝固点降下といいます。氷と食塩水が共存すると、全体はその濃度の食塩水の凝固点まで下がろうとし、そのための熱は氷の融解熱(1gあたり約334J)としてまわりからうばわれます。食塩水の凝固点は濃度が高いほど低く、約23%で最低の約−21℃になります(共晶点)。氷と食塩をまぜた冷却剤を寒剤(かんざい)といい、小学4年の「水のすがた」の単元で、試験管の水をこおらせるのに使われます。

おうちでの実験のやり方

ジュースのシャーベットを作る

  1. 小さめのジッパー付きの袋にジュース100mlを入れ、空気をぬいてしっかり閉じる。もう1枚の袋に入れて2重にする。
  2. ボウルに、細かくくだいた氷300gと塩約90g(大さじ約5杯)を入れて、よくまぜる。
  3. 温度計をさしこみ、1分ごとに温度を記録する(−20℃より下まではかれる温度計を使う)。
  4. ジュースの袋を氷の中にうめて、ときどき軍手をした手でもむ。10〜20分ほどでシャリシャリしてくる。
  5. 記録した温度を、このシミュレーターのグラフとくらべてみる。

試験管の水をこおらせる(小学4年の実験)

試験管に水を入れて寒剤にさし、1分ごとに水の温度をはかります。水は0℃になると、こおり終わるまでしばらく0℃のまま止まります。ぜんぶこおると、また温度が下がりはじめます。「冷やすもの」を「試験管の水」にすると、グラフでこのようすを見られます。

安全のために

自由研究のまとめ方のヒント

「塩の量」を0g・小さじ1・大さじ1・大さじ3のように変えて、同じ量の氷で1分ごとの温度をはかり、折れ線グラフにしてみましょう。塩が多いほど温度が低くなり、少ないと早く0℃に近づいていくことが、線の形でわかります。このシミュレーターのグラフ(予想)と、実際の結果の線を重ねて、ずれた理由(氷の大きさ、まぜ方、入れ物など)を考えるのも、りっぱな研究です。

よくある質問

砂糖でも冷えますか?

少しは冷えますが、塩ほどは下がりません。同じこさでくらべると、砂糖水は食塩水よりこおる温度があまり下がらないからです。砂糖と塩で温度をくらべるのも、よい自由研究のテーマになります。

氷は冷凍庫から出したものをそのまま使っていいですか?

使えます。細かくくだいたほうが塩とふれる面が広くなり、早く、低い温度まで冷えます。大きな氷のままだと、なかなか温度が下がりません。

試験管の水がこおらずに、0℃より低くなりました。

しずかに冷やすと、水は0℃より低くなってもこおらないことがあります。これを過冷却(かれいきゃく)といいます。試験管を軽くゆらしたり、氷のかけらを入れたりすると、一気にこおりはじめます。

雪の日に道路にまく塩と同じしくみですか?

同じしくみです。塩(凍結防止剤)をまくと、とけた水がこおりにくくなるので、道路がこおるのをふせげます。

使ったあとの塩水はどうすればいいですか?

たっぷりの水と一緒に流しに捨ててください。塩水は金属をさびさせるので、ボウルやスプーンはすぐに洗いましょう。庭や植木にはまかないでください。