合わせ鏡シミュレーター

2まいの鏡をとじたりひらいたりして、うつる像がいくつになるか見てみよう。

2まいの鏡と、ものと、うつった像を上から見た図 の 60°

鏡のあいだの「の」が、5こうつって見えるよ

鏡の角度60° 
うつる像5こもののほかに
360÷角度6わり切れる

鏡を動かす

像をえらんで、光の通り道を見る

番号をおすと、その像が見えるときの光の通り道を赤い線でかきます。

もの 左右が逆の像(1回・3回…はね返る) もとと同じ向きの像(2回・4回…)

鏡の角度が60°なら、像は5こ見えます

360÷60=6。鏡と像で6つの部屋に分かれ、そのうち1つがもの(本物)なので、像は6−1=5こです。

よく使う角度

ものをおく場所

実験ノート

鏡を動かすと、ここに角度と像の数がたまっていきます。自由研究の表に写せます。

合わせ鏡の像はいくつ見える?

2まいの鏡をある角度で立てて、そのあいだにものを置いたとき、うつる像の数は「360÷鏡の角度−1」で求められます(360÷角度がわり切れるとき)。

鏡の角度360÷角度うつる像の数
180°(1まいの鏡と同じ)21こ
120°32こ
90°43こ
72°54こ
60°65こ
45°87こ
40°98こ
36°109こ
30°1211こ
20°1817こ

ものといっしょに数えると「360÷角度」こになります。角度が小さいほど像はふえ、鏡を向かい合わせ(平行)にすると、像は(鏡が大きければ)どこまでもならんで見えます。

どうして像がたくさんできるの?

鏡にうつった像は、鏡のおくにもう1つのものがあるように見えます。その像が、もう1まいの鏡にもうつります。こうして光が鏡と鏡のあいだで何回もはね返るので、像がいくつもできます。上から見ると、鏡とその像の線で、まわりの360°が同じ大きさの「部屋」に分かれ、どの部屋にも1つずつ、ものか像が入ります。

おうちの方向けに言うと、像は鏡の面に対する線対称の点(虚像)で、2まいの鏡での反射を2回くり返すと、ちょうつがいを中心に鏡の角度の2倍だけ回転した位置になります。反射の回数が奇数の像は左右が反転し、偶数の像はもとと同じ向きです。360÷角度がわり切れないときは、もの置く位置や見る位置によって見える数が変わります。

おうちでの実験のやり方

用意するもの:割れないミラー(アクリルミラーやミラーシートをはった厚紙)2まい、ビニールテープ、分度器、画用紙、小さなもの(ひらがなを書いた紙のコマや、小さな人形)。

  1. 2まいのミラーの1辺をビニールテープでとめて、本のようにひらいたりとじたりできるようにする。
  2. 画用紙に分度器で、90°・60°・45°・30°の線をかいておく。
  3. 線に合わせて鏡を立て、あいだにものを置く。
  4. 鏡のあいだをのぞいて、像の数を数えて記録する。左右が逆の像がどれかも調べる。
  5. シミュレーターの数とくらべてみる。

安全のために:ガラスの鏡は割れると危ないので、割れないミラーを使いましょう。ミラーのふちで手を切らないよう、ふちにテープをはっておくと安心です。鏡で日光をはね返して、人の顔や目に当ててはいけません。

万華鏡(まんげきょう)とのつながり

万華鏡は、細長い鏡3まいを三角形の筒にしたものです。60°の合わせ鏡が3組あるので、筒の中のビーズが6つの部屋にくり返しうつり、花のような模様に見えます。鏡を45°や30°の三角形(直角三角形)にすると、模様の数が変わります。まずは2まいの合わせ鏡で角度と像の数の関係を確かめてから、万華鏡を作ってみると、模様のしくみがよくわかります。

自由研究のまとめ方のヒント

鏡の角度を180°・120°・90°・72°・60°・45°・30°と変えて、像の数を表にまとめましょう。横じくを角度、たてじくを像の数にしたグラフは、角度が小さくなるほど急にふえる形になります。「360÷角度−1」の式と実験の数が合わなかった角度があれば、その理由(鏡の大きさ、見る位置、うすくて見えない像など)を考えると、りっぱな考察になります。

よくある質問

360÷角度がわり切れないときは、像はいくつ?

たとえば50°では360÷50=7.2です。このとき、見える像の数は、ものを置く位置やのぞく位置によって7こか8こに変わります。中学受験の問題では、ふつうはわり切れる角度が出題されます。

左右が逆になるのは、どの像ですか?

1回だけはね返った像(鏡にじかにうつった像)は、1まいの鏡と同じで左右が逆です。2回はね返ると、もう一度逆になって、もとと同じ向きにもどります。3回なら逆、4回ならもとどおり、とくり返します。

数えた像の数が、計算より少なくなりました。

鏡が小さいと、はしのほうの像が鏡からはみ出して見えません。また、何回もはね返った像は暗くなって見えにくくなります。鏡を大きくしたり、のぞく位置を少しずつ変えたりして、もう一度数えてみましょう。

90°の合わせ鏡で、左右が逆にならない像があるのはなぜ?

90°のとき、ちょうつがいの正面に見える像は、光が2まいの鏡で1回ずつ、合わせて2回はね返ってできた像です。2回反射で左右がもとにもどるので、自分の顔を映すと、右手を上げると像も(こちらから見て)右がわの手を上げます。