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空気でっぽうシミュレーター

押し棒をおして、とじこめた空気がどうなるか見てみよう。

横から見た空気でっぽうのつつの中のようすと、飛んでいく前玉 つつの中(横から見たところ) 空気の圧力 1.00気圧 横から見たへや

押し棒をおしてみよう

とじこめた空気10.0cmはじめの100%
手ごたえ0gおし返す力
前玉が飛んだ— 

押し棒をおす

押し棒から手をはなすと、ちぢんだ空気が押し棒をおしもどします。

手ごたえ(おし返す力)

いまの手ごたえ 前玉が飛び出す力

空気を約2.3cmおしちぢめたところで、前玉が飛びます

計算の目安です。

前玉と後玉のあいだ

前玉のつめ方

つつの中に入れるもの

つつの向き

空気の長さと手ごたえ

とじこめた空気の長さと、手ごたえのグラフ

空気をおしちぢめるほど、手ごたえはどんどん大きくなります。半分の長さで、はじめの2倍の圧力(2気圧)です。

実験ノート

前玉が飛ぶと、ここに結果がたまっていきます。自由研究の表に写せます。

空気でっぽうの玉は、なぜ飛ぶの?

押し棒をおすと、前玉と後玉のあいだにとじこめた空気がおしちぢめられます。おしちぢめられた空気は、元の大きさにもどろうとして、まわりをおし返します。この力が前玉をとめている力より大きくなったとき、前玉が「ポン」と飛び出します。

このシミュレーターの計算では、内径1.33cm・長さ22cmのつつ(小学校の教材と同じくらい)で、玉のあいだが10cm・前玉のつめ方がふつうのとき、空気を約2.3cmおしちぢめたところ(手ごたえ約430g)で前玉が飛びます。玉のあいだと飛ぶきょりの目安は次のとおりです(30°上に向けて、高さ1mからうった場合)。

玉のあいだ飛ぶまでにおしこむ長さ飛ぶきょり
2cm約0.5cm約2.3m
5cm約1.1cm約3.9m
10cm約2.3cm約5.6m
15cm約3.4cm約6.5m

玉のあいだが広い(とじこめた空気が多い)ほど、遠くまで飛びます。前玉をきつくつめると、飛び出すまでの手ごたえが大きくなるかわりに、いきおいよく飛びます。じっさいの飛ぶきょりは、玉の重さや形、つつのなめらかさでかなり変わります。

空気と水は、どうちがう?

とじこめた空気は、おすとちぢんで体積が小さくなり、ちぢむほど手ごたえが大きくなります。手をはなすと、押し棒は元の位置近くまでもどります。いっぽう、とじこめた水は、おしてもほとんどちぢみません。空気でっぽうに水を入れると、押し棒はほとんど動かず、前玉はいきおいがつかないまま前にぽとっと落ちます(そのあと水が出てきます)。

おうちの方向けに言うと、温度が同じなら、気体の圧力と体積は反比例します(ボイルの法則)。長さが半分になると圧力は2倍(約2気圧)で、つつの断面積1.39cm²では、大気より余分な圧力が約1.4kg分の力になります。水の圧縮率は1気圧あたり約0.005%しかないので、手でおしたくらいでは体積はほとんど変わりません。前玉が飛ぶときは、ちぢんだ空気が一気にふくらみ(断熱膨張)、その間に空気が玉にした仕事が、玉の運動エネルギーになります。

おうちでの実験のやり方

  1. 空気でっぽうのキット、またはつつ(内径1.3cmくらいのとうめいな管)と押し棒、玉(スポンジや発泡ポリエチレン)を用意する。
  2. 前玉をつつの先につめ、後玉を入れて、押し棒でおしこむ。玉のあいだが5cm・10cm・15cmになるように、つつに印をつけておく。
  3. 人のいない方向にむけて、押し棒をいきおいよくおし、前玉が落ちたところまでのきょりをメジャーではかる。
  4. 同じ条件で3回ずつうって、平均をシミュレーターの予想とくらべる。
  5. 前玉を指でふさいで押し棒をおし、手ごたえと、手をはなしたときの押し棒の動きをたしかめる。つつに水を入れて、同じようにくらべる。

玉を人や動物の顔に向けてうたないでください。目に当たるとけがをします。ジャガイモを玉にするときは、うすく切るのはおとながやります。水を使うときは、ふろ場や外で行いましょう。

自由研究のまとめ方のヒント

「玉のあいだ」と「飛んだきょり」を表とグラフにすると、とじこめた空気が多いほど遠くまで飛ぶことがわかります。つつの向き(0°・15°・30°・45°)を変えてくらべるのもおすすめです。空気の抵抗を受けるかるい玉では、45°より少し低い角度でいちばん遠くまで飛ぶことがあります。指でふさいだとき「どれだけおしちぢめられたか」と手ごたえを記録すると、空気と水の性質のちがいをはっきり説明できます。

よくある質問

後玉は、なぜ前に飛び出さないのですか?

後玉は押し棒でおさえられているので、押し棒といっしょに動きます。前玉は押し棒がないので、空気におされると先に飛び出します。前玉が飛ぶと、つつの中の空気が外に出て、圧力が元にもどります。

手をはなすと、押し棒がもどってくるのはなぜですか?

おしちぢめられた空気が、元の体積にもどろうとして押し棒をおし返すからです。前玉を指でふさいだまま押し棒をおして手をはなすと、よくわかります。

玉のあいだが短いと、なぜ飛ばないのですか?

とじこめた空気が少ないと、前玉が少し動いただけで空気がふくらみきってしまい、玉をおし出す力がすぐに弱くなるからです。同じ手ごたえで飛び出しても、空気が多いほど長くおし続けられます。

水でっぽうとのちがいは何ですか?

水でっぽうは、ちぢまない水を、せまい口からいきおいよくおし出すしくみです。空気でっぽうは、ちぢめた空気がもどろうとする力(ばねのような力)を使います。ペットボトルの穴から水が飛ぶしくみは、ペットボトルの穴から出る水シミュレーターで試せます。

ゴムの力で物を動かすこともできますか?

できます。のばしたゴムが元にもどる力も、空気と同じように物を動かします。ゴムで動く車シミュレーターで、ゴムをのばす長さと車の進むきょりを試せます。空気をあたためたときの体積の変わり方は、空気と水の温度と体積シミュレーターでくらべられます。

この実験に使えるもの

広告ボタンを押すと、楽天市場のページが開きます。ここから買い物をすると、おやこ実験ラボに紹介料が入ることがあります(商品の値段は変わりません)。値段や在庫は楽天市場で確かめてください。商品をえらぶときは、対象年齢や注意書きも確かめましょう。

  • 空気でっぽう空気でっぽう(つつ・押し棒・玉5こ)小学校の教材と同じくらいの大きさ(内径約13mm・長さ22cm)の空気でっぽうです。このページの計算もこの大きさにしています。
  • 空気と水の実験キット理科実験キット 空気と水 SP(注射器つき)小学4年生の「とじこめた空気と水」の実験キットです。注射器で、空気と水のちぢみ方をくらべられます。
  • 空気でっぽうの玉てっぽう玉 赤(50こ)玉のあいだやつめ方を変えて、何回もためすときに。