卵は塩何グラムで浮く?
このシミュレーターの計算では、スーパーで買ったふつうの卵は、塩水のこさが約12%をこえると浮きます。水の量ごとの目安は次のとおりです(さらさらの塩の場合、大さじ1=約18g)。
| 水の量 | とれたて | ふつう | 古め |
|---|---|---|---|
| 200ml | 約32g | 約27g | 約19g |
| 300ml | 約48g | 約41g | 約28g |
| 500ml | 約81g | 約68g | 約47g |
| 1L | 約161g | 約135g | 約94g |
卵は1個ずつ重さや中の空気の量がちがうので、実際には表より多くても少なくても浮くことがあります。表の数字は「このあたりで浮きそう」という予想に使ってください。
どうして塩を入れると浮くの?
水の中のものは、まわりの水から上向きに押し上げられています。これを浮力(ふりょく)といいます。塩をとかすと、同じ大きさの水がどんどん重くなり、押し上げる力も強くなります。塩水のほうが卵より重くなったとき、卵は浮き上がります。
おうちの方向けに言うと、比べているのは密度(1cm³あたりの質量)です。ふつうの卵の密度は約1.08〜1.09g/cm³、真水は約1.00g/cm³なので卵は沈みます。食塩水は濃度12%で約1.086g/cm³になり、ここで卵の密度をこえます。
おうちでの実験のやり方
- 透明なコップや計量カップに水を入れ、生卵をそっと入れて沈むのを確かめる。
- 卵を取り出し、塩を大さじ1杯入れてよくかき混ぜ、とけたら卵をもどす。
- 卵のようすを記録して、浮くまで同じことをくり返す。
- 浮いたときの塩の合計を、このシミュレーターの予想とくらべてみる。
塩がとけ残っていると、正しいこさになりません。よくかき混ぜてから卵を入れるのがコツです。
自由研究のまとめ方のヒント
「塩の量」と「卵のようす」を表にして、浮いたところに印をつけるとわかりやすくなります。高学年なら、横じくを塩のこさ、たてじくを塩水の重さにしたグラフを作り、卵の重さの線と交わるところを見つけると、浮く理由を説明できます。予想(このシミュレーター)と実験の結果がずれた理由を考えるのも、りっぱな研究です。
よくある質問
砂糖でも卵は浮きますか?
浮きます。ただし塩よりたくさん必要で、水500mlに砂糖120〜130gくらいが目安です。
水だけで卵が浮いたのはなぜ?
古い卵は中の水分が少しずつ抜けて、空気の部屋が大きくなります。そのぶん軽くなるので、真水でも浮くことがあります。
計算と実験の結果がちがうのはなぜ?
卵ごとの重さのちがい、塩のとけ残り、水の温度などで変わります。この計算は20℃の食塩水をもとにした目安です。
実験に使った卵は食べられますか?
短い時間の実験なら、早めに加熱して食べられます。ひびが入った卵は食べずに処分してください。
水を変えずに、浮かせたり沈めたりできますか?
できます。魚のしょうゆ入れとペットボトルで作る浮沈子(ふちんし)は、ボトルをにぎると沈み、はなすと浮きます。中の空気の大きさを変えて、浮き沈みを切りかえるしくみです。浮沈子シミュレーターで試せます。